ジェイリース株式会社
全国40拠点で保証関連事業を展開。2016年東証マザーズ、2018年東証一部、現在はプライム市場に上場。2024年に売上132億円、営業利益26億円の過去最高業績を更新。
本社拠点 :大分県
連結役職員数 :552名
売 上 :132億円
全国40拠点で保証関連事業を展開するグループ社員550名超のプライム上場企業。事業承継のタイミングで、トップダウンの成果主義から、企業理念を体現する理念経営へ変革。社長自ら毎週月曜日の朝に勉強会を実施したところ、営業部門でも自主的に勉強会がスタート。社内に学ぶ文化がどのように醸成されたのか。変革の経緯に迫りました。
2.我流のマネジメントで新卒社員の離職が多い
3.東西の垣根があり協力体制が弱い
2.リードマネジメントを実践し当期含め3期連続新卒社員の離職ゼロ
3.勉強会をとおし応援しあう文化が醸成され過去最高業績を達成
経営者としての取り組み
理念・ビジョンに向かい、
社員が自ら成長する組織へ変革
中島 土様
起業から上場まで成し遂げたカリスマ経営者と言われた父。父と同じ経営スタイルでよいのか、社員を幸せにできるのか不安を感じていました。
社長就任する直前にアチーブメントの『頂点への道』講座を受講。「理念経営」を学び、理念やビジョンに向かい、社員自らの力で自走する組織をつくることができれば、社員を幸せにすることができると確信。社長就任後、企業理念の実現が経営の目的であることを理解してもらうため、幹部向けにi‒Standardを導入。
さらに毎週月曜朝8時から任意参加の勉強会を開始。「焦らないでください」という声があがることもありましたが、継続し、理念を語り続け、7名ではじまった勉強会は口コミで毎週200名を超える社員が参加してくれるように。
そして、以前は〝額に飾られた文字〟だった理念とビジョンが、幹部自身の言葉で語られるようになりました。
幹部としての取り組み
ジェイリース株式会社 常務執行役員 人財戦略本部/副本部長
湯池 教文様
- 転機自己認識の変化から組織変革へ
-
階層別にi-Standardを導入し、
部門を越えた横のつながりをつくり出している以前の組織は、上司は部下にすぐに結果を求める、評価を気にして新しいことへのチャレンジを控える人が多い、そんな雰囲気でした。私自身もマネジメントにおいて、メンバーに結果を求めてはうまくいかず、育成に限界を感じていました。
そんな折、社長が導入したi‒Standard研修に参加。もっと学びたいという気持ちと、学びを進めれば社長からの評価につながるかもしれないというわずかな打算もあり『頂点への道』講座を受講。そこで「アチーブメント・セールス・スキルアップ・プログラム」と出会いました。これなら経験値に左右されず、体系立てた教育ができ営業組織として強くなれる。
「これだ!」と思い、東日本支社の責任者や営業管轄の役員に相談。社長が毎週行っている勉強会による組織の変化もあり、皆からも賛同の声が上がり、法人パッケージでの導入が決定。自ら提案し、投資いただいたからには成功させなくてはと、導入に賛同してくれた役員たちとともに事前準備を開始。社長の勉強会とは別に東西合同の営業勉強会を自主参加でスタートしました。
- 組織の変化自走する組織作りへ
-
承認し応援する文化が根付き、
社員定着率も向上しているこれまで東日本支社と西日本支社は業績を競い合っており、西日本支社は毎回悔しい思いをしていました。しかし、勉強会をとおして、成果を追うのではなく企業理念を実現するために効果的なことは何かを考える組織に変化。東日本・西日本の垣根を越えて、協力しあう関係が築けました。お互いの成果を承認し、応援し合う文化のなかで、西日本支社がはじめて東日本支社の成長率を超えることができ、会社としても過去最高の業績を達成。また会社をメンバー一人ひとりの自己実現の舞台にするために、組織全体で育成に取り組むようになり、社員定着率が向上。新卒社員に至っては当期含め3期連続退職者ゼロを実現しています。
事業に共感し、組織文化に共感してくれているメンバーの成長をこれからも支援し、企業理念を体現し事業発展に邁進してまいります。
学ぶ組織がもたらした社員の変化
ジェイリース株式会社 チーフ 事業本部/西日本支社/関西営業部/神戸支店
藤原 慎也様
- 上司の変化が学ぶきっかけに
- 中途でジェイリースに入社。当初はトップダウンの組織体制だと感じていました。
そんななか、入社時から気にかけてくださっている湯池さんから営業の勉強会へお誘いがあり、はじめは参加をためらっていました。
しかし、勉強会に参加していた上司たちの変化を見て、私も参加を決意。勉強会に参加し、今までなら諦めてしまっていたことにも、一歩踏み出し挑戦するようになりました。
さらに、社長から『頂点への道』講座は誰でも学べると聞き、もっと学びたいと受講を決意。受講前の社長との面談で「藤原さんは来ると思っていました」と声をかけていただき、成長する覚悟が決まりました。
受講や勉強会をとおして、自身の価値を高め、ご縁のある方々の価値創造に貢献できる人財へと成長していきます。