日本クレアス税理士法人
クオリティカンパニーデザインプログラム活用サポートを開始
M&Aや事業の多角化をし、全国11拠点を展開する日本クレアス税理士法人。成功率3割と言われるM&A戦略を次々と成功させ、600名の社員のうち400名は統合した組織の社員で構成されながらも、3年で売上・人員ともに2倍へ成長。この背景には「企業理念の明文化」と「理念浸透」があったという。どのように理念浸透を推し進め、全く別の文化をもつ組織を一枚岩の組織へ変革したのか。圧倒的な成果にこだわってきた代表と、創業当時から支えてきた社員1名とM&Aにより仲間となった社員2名より一枚岩に変革した組織の軌跡を伺いました。
異なる文化をもつ600名を
一枚岩にする理念経営への挑戦
日本クレアス税理士法人グループ 代表
一般財団法人日本プロスピーカー協会 認定ベーシックプロスピーカー
組織拡大の裏に潜んでいた空虚感
かつての私は、極めて目標達成能力が高く成功にこだわっていました。M&Aにより事業規模も拡大し、創業20年で300名の組織体へ発展させました。しかし、心の奥底ではどこか言いようのない孤独感と、満たされない思いを抱えていました。その決定的な出来事が、創業20周年イベントでした。社員の前で「10年後に1000人体制にする!」と自信満々にスピーチした私に対し、幹部たちの顔は疲れ切っており、誰一人として心から喜んでいなかったのです。衝撃となんとも言い難い空しい感情に襲われました。
理念を伝える語り部づくりへ
2023年、アチーブメントの学びを通じ、自分に決定的に欠けていたのが「論語と算盤」でいう「論語(在り方や理念)」でした。「算盤(売上や数字)」にはこだわり、徹底的に追求してきましたが、理念や目的がありませんでした。すぐに経営実践塾(※)を受講。同じグループの二代目の社長に「創業社長が唾を飛ばして語るうちは理念は浸透しない。想いを伝える『語り部』が必要だ」と言われ、私の中でパラダイムシフトが起きました。リーダーシップを発揮することは得意だが、思いや考えを相手にわかりやすく伝えるのはそれほど得意ではない。私の思いや考えを理解しやすいように社員へ伝えてくれる『語り部』が必要なことに気がつきました。
まずは幹部社員向けに「i‐Standard」を実施。その後、『頂点への道』講座、リードマネジメントや幹部講座へと受講を進め、やり方だけではなく「在り方」が大切であることへの共感をつくりました。
縦割り組織から横連携され一枚岩へ
そこから全国の幹部やマネジメントに携わる社員が参加する理念浸透研修や映像プログラムを使った社内勉強会を開催。その結果、拠点を超えて協力する姿勢へ変化していきました。これは理念が明文化され、基本方針や行動指針が明確になったことにより、社員が行動や判断をしやすくなったのかもしれません。まだまだ課題は山積されており道半ば。理念浸透こそが、2032年1000名のプロフェッショナル集団を一枚岩にする唯一の道だと確信しています。
※現在のクオリティカンパニー実践塾です