永続的に発展する企業経営に求められる5つの能力

企業がスタートし、3年以内にはその9割がなくなり、そして30年経った頃には100社のうち残っているのは1社にも満たないというデータがあります。

しかしそれと同時に、着実に基盤を築き発展し続けている企業もまた多く存在しています。

ここでは、永続的に発展し続ける企業はどのような要素を備えているのかを、5つのポイントに分けてお伝えします。

 採用・育成力

商品・サービスを創るのも、それを管理するのも人。
そして、自社の商品・サービスをお客様に届けるのも人であり、企業としての基盤を固めていくのも人です。

「企業は人なり」という言葉があるように、企業は個人の集合体であり、一人ひとりの力が企業を創っているといえます。

いかにして、自社の目指す方向性にマッチした優秀な人材を採用・育成していくのかが、企業の未来を決定付けるといえます。

 財務管理力

お客様に商品・サービスを提供して得られる利益を、どのように管理していくのかという基準やどこに投資していくかといった判断に企業の文化が表れるといってもよいかもしれません。

目先の売上げだけではなく、いかに長期的に客観的に、そして本質的に判断して財務管理をしていけるかが非常に重要になってきます。

 営業・マーケティング力

いくら良い商品・サービスを開発しても、お客様に届けられなかったり、買ってもらうための力がなかったら企業は存続していけません。

いかに多くの人々に効果的に自社や自社の商品・サービスを認知してもらい、価値を感じてもらい、そして実際にお客様になっていただくかを追及していくことに終わりはないでしょう。

戦略構築力

企業の大切にしている価値観や目指すビジョンを明確にし、それらを達成していくための設計図をいかに詳細に描けているかが企業の見通しそのものだといえるかもしえます。

商品開発力

多くの企業が、お客様が「欲しい!」と揺さぶられるものや、まだお客様自身が気づいていなくても潜在的にニーズのある可能性に満ちた商品・サービスを開発するために日夜励んでいます。

アップルのように商品ひとつで世界にインパクトを与えたり、レッドブルのように市場自体を作り出してしまうといった可能性が詰まっているといえるでしょう。