お料理の温度と味編

  • 2020年4月14日

ご主人がしっかりとこだわってやっているようなお寿司屋さんや天麩羅屋さんに行くと、度々、お客様に早く料理を口に運ぶよう促している光景を目にします。

 

それは握り寿司も天麩羅も、握りたて・揚げたてと少し時間をおいてからでは、全く違う味わいになってしまうからです。

特に高級な店ほどこだわりが強いので、お客様の目の前に料理を出した瞬間に味のピークが来るよう、温度帯や食感、火入れ加減などを培った技術と全神経を集中させて、一品一品作りあげます。

 

そこにレストランとしての料理価値を置いている店が、最近は主流です。

そしてそれは、料理先進国の日本が発信した技術で、今日では世界のトップレストランでも温度帯に細心の注意を払う料理を取り入れています。

 

会話を楽しみながらお食事をしていると、つい話に夢中になって料理の事を忘れてしまう場面があるかもしれませんが、まずは運ばれた料理に目を向けていただけますと、より価値をお楽しみいただけると思います。