つい使っていませんか?子供にかける4つのNGワード

子育てをする親からすれば、子どもとは可愛い存在でありながら、言うことを聞いてくれずに頭を悩ませることもしばしばあることでしょう。

長期休暇となると、いつも以上に子どもと接する機会も増え、イライラしてしまうことも増えるというのが正直なところ…。

そんなときこそ、気をつけたいのが子どもへの声かけです。
気にせず発した一言が、実は子どもにとっては、自信を削ぎ、心に傷をつけかねないのです。

そこで、子どもに対してつい言ってしまうが、本当は危ないNGワードをあげました。

ぜひ普段の関わりを確認しながら御覧ください。

「こんなこともわからないの?」

子どもは「できないこと」を親から言われなくても分かっています。
そこに追い打ちをかけるのは、むしろ子どもの心を“えぐる”ことに。

「うちの子は気にしないから」と思っても、「私は、できない子なんだ」と深層心理で、自分にレッテルを貼ってしまいます。

分かるまで一緒に考える姿勢が、「親は自分のことを考えてくれている」と、親への感謝を育みます。

「あの子はできるのに」

実は子どもは、あらゆる場面で比較してしまっています。
親としては、「子どもをやる気にさせるため」と思っても逆にやる気を失います。
できない自分を責めるだけではなく、比較された相手に対して、負の感情を持ってしまうかもしれません。

追い打ちをかけるのではなく、むしろその子だけの個性を承認してあげてください。

「お父さん、もしくはお母さんみたいになってはだめ」

「配偶者のようにならないで欲しい」という思いから警告をしているのかもしれません。
子どもはどこかで親を尊敬したいと思っています。

でもこう言われてしまうと、親の悪いところを見るだけではなく、自分すら嫌いになってしまいます。

子どもを、夫婦の不満のはけ口にすることなく、むしろ配偶者の素晴らしい点を伝えてあげましょう。
たとえ、その時は無反応でも、「そんな風に相手のことを言えるお父さんやお母さんは素晴らしいな」と思うはずです。

「どうせやらないから止めときなさい」

親が諦めると、子どもは見捨てられたくないという恐怖感から一時的に頑張るかもしれませんが、
これも「自分はできない」と思わせてしまう言葉。
親としては、子どもに頑張って欲しい、でもその期待が大きいほど、落胆した気持ちをこうして言葉に出してしまうことも多いのです。

やらないその子を責めるのではなく、どうしたら一緒にできるかの仕組みを考えていきましょう。

 

以上を見ると、これらの発言は、「子どものため」という思いが土台にあるのかもしれませんが、実は全部逆効果。

お父さん、お母さんのそうした思いはよくわかりますが、親の目的は子どもを落ち込ませることではなく、子どもを勇気づけ、励まして、改善を促すこと。

「今の自分の発言は、その目的に対して効果的か」を振り返ると、より良好な人間関係が生まれるかもしれません。