人生は人格完成の旅 真の豊かさを手にいれる普遍の法則を届けたい ―

私がナポレオン・ヒル博士の『成功哲学』に出会ったのは23歳のころ。21歳で独立しましたが、事業が立ち行かなくなり負債を抱えていたときです。人生で最初に経験した挫折でした。なんとかしたい、もっと良くなりたい、そんな思いで手にし、衝撃を受けたのを今でも覚えています。「これだ!これならうまくいく」そう思いました。今思えばあの苦境は、ナポレオン・ヒル博士の研究でいう〝成功のための代償の先払い〟であったのです。あらゆる逆境には必ずそれと同等かそれ以上の成功の種が隠されているように、その挫折からフルコミッションのセールスとセールスマネジメントの仕事に携わり、一番を目指して思考を現実化させてきました。その副産物で身についたのが、トレーニング力であり思考を現実化させる技術であり、それが私の富の源泉となりました。その歩みが評価され2025年3月20日、ナポレオン・ヒル財団よりリーダーシップディベロップ部門にてアジア人初となるゴールドメダルを授与されました。

2025年3月21日ゴールドメダル授与式にて

では、全世界で1億冊以上売れた『成功哲学(THINK AND GROW RICH)』はどのように出版されたのか。それは鉄鋼王アンドリュー・カーネギーから命を受けて、ナポレオン・ヒル博士が20年以上の歳月をかけて500名以上の成功者の成功と失敗の要因を調査。成功者に共通する要因を体系化し、1928年に初めて出版されたのが『THE LAW OF SUCCESS』です。その後1929年の世界恐慌を経て、1937年、富の成功にフォーカスした『THINK AND GROW RICH』が出版されました。タイトルを直訳すると〝考えて豊か〟になる。世界恐慌の後、人々の関心は富における成功だったからです。しかし、それは真の成功の一部なのです。
『7つの習慣』で有名なスティーブン・R・コヴィー博士もアメリカ建国200年の間に書かれた成功についての文献を調べた結果、「永続的な繁栄を続ける真の成功者とは人格者である」と言っています。まさに『THE LAW OF SUCCESS』で伝えていることです。本書で「どのような目標であっても魅力的な人格を育み、他者との摩擦を生まずに協力し合う技術を身につけることができれば、その道のりは格段に平坦になる」(第1巻 P41引用)と明言しているとおり、成功には人格の形成が必要不可欠です。ヒル博士に本書の執筆のきっかけを与えたアンドリュー・カーネギーの墓碑には「己よりも優れた者と、共に働く術を持つ者、ここに眠る」という言葉が刻まれているといいます。これこそが成功の真意であり、その術の全てがこの一冊に詰まっています。
私は29歳のときに、恩師・夏目志郎先生に言われた言葉「青木くん、豊かな人生よりも、豊かな人間になることを求めなさい。なぜならば、豊かな人間こそが、豊かな人生を築きあげることができるからだよ。」という言葉を人生の指針にして歩んできました。32歳のときにアチーブメント株式会社を創業しましたが、苦しい時代を支えてくれた人たち、家族、社員、受講生の皆さんと、多くの方々とのご縁と支えにより今日に至っています。常に大切にしてきたことは、恩師の言葉です。
こうして、本書が日本で出版できたことは私にとってこのうえない喜びであり、使命の一つです。多くの人が本書を手にし、富だけではない人としての真の成功を掴んでほしいと願っています。人生は人格完成の旅。ぜひ何度も繰り返し読み続け、自らの人生に取り入れ、物心両面の豊かな人生を手にしてください。ともによりよい人生を歩んでいきましょう。

青木 仁志
アチーブメント株式会社 代表取締役会長 兼 社長
アチーブメントグループ CEO
公益財団法人 青木仁志啓育財団 理事長
米国ナポレオン・ヒル財団 ゴールドメダリスト(リーダーシップディベロップメント部門)
北城雅照 医療法人社団円徳 理事長/医師・医学博士/日本整形外科学会認定専門医