組織変革はトップの自己変革からスタートする。
まさにこの言葉を代弁するような髙山氏の変化を、
社員はどう感じていたのか。
どのように受け止め、そしてそれを力に変えていったのか。
一般社員から入社し、現在は執行役員を務める小野氏にお話を伺った。
本気さを感じずにはいられなかった社長の変化
第一電建に入社した当初は、理念に共感していたわけではなく、とにかくきちんとした仕事に就きたかった気持ちでいっぱいでした。
自信もなく、人の上に立つなんて、まったく考えていませんでした。
とにかく目の前に仕事に一生懸命に取り組む、それしかできませんでした。
しかし、そんな私が、おかげさまで成長を手に入れられてきた背景にあったのは、社長や経営陣の変化です。
もともと社長の人柄に魅力を感じていたのですが、アチーブメント社の講座を学んでから、より一層魅力的になっていたのです。
社員と社長で一対一で飲みに行く会が開催されているのですが、そこで言われる言葉に期待や信頼を寄せていただいているのを感じるようになりました。
ときには厳しいフィードバックをいただくこともありますが、その全てが自分のことを心から思って言ってくれている、本音本心でメッセージをしてくれていると身にしみて伝わってきたのです。
社長は、この組織をよりよくしようと、必死にチャレンジしているんだな。そう感じました。
そこまで思ってくれる社長だからこそ、私も恩返ししていきたい、そしてこの会社を支えられる存在になっていきたい。そう思うようになっていきました。「引き上げてくださった」という言葉が最も似合うと思います。
全幅の信頼を置いてもらえることが力に変わる
一つ一つ担わせていただく仕事が増えていくなかで、もちろんうまく行かないことも多々ありました。
何度も何度も私は諦めそうになりましたが、そのたびに社長からは、君ならできるというメッセージをいただき続けてきました。
大きな失敗をしてしまったときも、できるかどうか不安で仕方なかったときも、社長は常に「君を信じて任せているから」というスタンスを貫き続けたのです。
それは、丸投げしているという意味ではなく、「全幅の信頼を置いているからこそ、君が思うようにやったらいい。自分を信じてチャレンジしたらいい」という想いが根底にあったのだと思います。
信じてくれること、信頼してくれること、頼りにされていること、それがこんなにも温かくて、こんなにも勇気をもらえるのかと、常々感じていました。
もともと私は、積極的になにかにチャレンジしていくタイプではありませんでしたが、そのような関わりのおかげで、一歩ずつ自分を変えていくことができたのだと思います。
おかげさまで、メンバーをもたせていただき、チームを持たせていただき、そして事業部をもたせていただくまでに一歩ずつ前進してきました。
そのすべての原動力は恩返ししたいという気持ちに尽きます。
社長のおかげで、この会社のおかげで私は人生そのものがかわり、豊かになっていきました。生涯恩返しをし続けていくと心に決めています。
未来を生み出す存在として、輝き続ける
いまなにより思うことは、社長からいただいてきたたくさんのものを、次は社員に繋いでいくということです。人は人によって磨かれるといいますが、私はまさに社長のおかげで今があります。だからこそ、自分と同じような立場に立っている社員にとって、さらなるチャレンジの機会を設け、見守り、支援し続けていくこと。
そして、彼ら彼女らにとっての未来への見通しをともに作り出していくこと、そんな役割に徹していきたいと思います。
それが私にできる一番の貢献だと思いますし、この組織を発展させていくためにはなくてはならないことだと思います。
まだまだ未熟な部分はたくさんありますが、第一電建という会社の理念の具現化を果たしていくために、全身全霊で取り組んで行きたいと思います。
福岡県福岡市博多区井相田2丁目8-15
■事業内容 電気工事・インフラ工事など
■創業 1971年6月
■社員数 54名
■Webサイト https://www.rios-group.co.jp/