5年以上先の中長期目標が、なかなか決められない……。

5年以上先の中長期目標が、なかなか決められない……。

再受講を続けているのですが、5年以上先の目標も、ビジョンもなかなかピンとくるものが書けません。どうしたら長期的な願望が明確になるのでしょうか……。

[アドバイザー]城埜多恵
株式会社六花 代表取締役/JPSA認定 ベーシックプロスピーカー
27歳で整骨鍼灸院を設立。出産時期に会社が倒産しかけた経験から、女性支援を決意。理念経営に徹し、受講以来4年半で業績は約6倍、育児スタッフは0から、全社員の2割に増加。

ビジョンとは目の前のことを本気でやり切るなかで見えてきます

遠い未来を考えて目標を立てることは、そう簡単なことではないですよね。そもそも、ビジョンとは、強く感情が動いた体験の積み重ねから見えてくるものではないかと思っています。というのも、女性支援がしっかりできる組織というビジョンを掲げていますが、私自身が初めて出産をした際に、仕事との両立に非常に苦労した苦い経験があったからこそ、描けたものだと思います。だからこそ、ビジョンが見えないというときは、まずは目の前のことをとにかく必死にやり抜いていくことが必要だと私は思います。記憶に刻まれるほどやり切った経験を積んでいくなかで、自然と成し遂げていきたい未来が一歩ずつ見えてくるのだと思います。

情報を集めれば集めるほど、鮮明な目標を立てやすくなります

徐々に見えてきたビジョンをより具体化していくために、次に必要なプロセスが情報を集めることだと思います。例えば私は、全国の有名な治療院を巡り、なぜそこが成功しているのかを質問してまわりました。そこで得られた貴重な情報から、自分たちの院で取り組めるアイデアをたくさんもらえたのです。そのアイデアを実践に落とし込み、一つずつ本気でやり切っていくことによって、徐々に質の高い経験が積み上がっていき、ビジョンや長期的な目標が鮮明になっていったのです。

迷ったときは遠慮せず、経験のある人にアドバイスをもらいましょう

とはいえ、本気で走ればたくさんの逆境に巡り合うことでしょう。私も、そう感じる場面が過去も今も、たくさんあります。そんなときは、無理に一人で抱え込まず、素直に信頼できる人の力を借りることをおすすめします。
アチーブメントの学びに導いてくれたパワーパートナーや、地元の学びの仲間、幹部社員やビジネスパートナーなど、あなたの力になってくれる人はきっとたくさんいらっしゃるはずです。愚直に一人で頑張り続けるよりも、意見を聞いて、もらったアドバイスを素直に実行していくほうが、掲げたビジョンの実現に近づくスピードが早くなっていくと思います。

その他の記事はこちらより