アチーブメント株式会社×筑波大学アスレチックデパートメント
昨年、大学スポーツ教育の先駆けとして開催された、筑波大学運動部向けのビジョナリーリーダー研修が、今年はさらなるパートナーシップ連携を強化して開催されました。全国トップを争う強豪5チームのキャプテン・副キャプテン・マネジャーが集い、チームのみならず種目界、ひいては大学スポーツそのものの未来を描く2日間の研修となりました。
何のために「勝つ」のか。
目的の落とし込みがパフォーマンスを最大化させる
勝つことへの追求はもちろん大切ですが、それだけではモチベーションは持続せず、反対に「勝たなければ意味がない」という考え方を組織内に醸成してしまうリスクもあります。「勝たなければ怒られる・罰せられる」そんな恐れに支配されてしまうと、人はなかなか本来のパフォーマンスを出すことができません。そこで本研修では、まず「なぜ私たちは勝たなければいけないのか?」という明確な勝利の目的を見出すことからスタートしました。勝利の先にどれだけの人の笑顔があるのか、そもそもこのスポーツを通してどんな付加価値をチームや学校、社会に提供できる存在でいたいのか。そんな選手たちの「人生の目的」を明確化する数々のセッションを通して、アウトプットを重ねていきました。
タックマンモデルを元にチームの未来をプランニング
研修に参加をした野球部・バレー部・ハンドボール部のチーム、ほとんどが全国優勝を経験している強豪です。トップクラスの成果を出してきているからこそ、さらなる高みを目指してチームの変革を成し遂げようとしています。そのなかで、チームビルディングを5段階で表したタックマンモデルを元に、いまのチームの現在地はどこなのか、この先どのような取り組みをし、何を実践していくのかを具体的にプランニングするセッションがあり、その結果をお互いにアウトプットしながら洗練させていきました。
大学スポーツ教育のモデルを目指して目的から一貫した「勝利」を
「勝つ目的」から一貫したチームの運営を行い、その目的をチームにさらに浸透させるべく、本研修に参加をされたリーダー選手の皆さんの取り組みがスタートしていきます。定期的なピットインの機会や、学びの振り返りを継続しつつ、モデルと言えるチーム運営に取り組まれる支援を引き続き行ってまいります。そして、過去にない最大のパフォーマンスを発揮し、目的が果たされる勝利を目指した組織を、大学スポーツ界のスタンダードとすべく、「教育」の角度からアチーブメントはこれからも筑波大学アスレチックデパートメントとともに、活動の幅を広げてまいります。