STEP4.組織レベルでマネジメント強化する

Q.どうすれば組織全体に選択理論的マネジメントを 浸透させられますか?

A.自分が実践して極めた上で、
効果的なトレーニングツールで落とし込むことです。
実績紹介
トップアスリートの専属トレーナーとして活躍
マネジメントの壁を克服し人が育つ組織に変革
店舗数5倍、従業員数9倍、売上5倍を達成

自信が過信にすり替わっていた過去

個人としては活躍できても、組織を成長させられない。これは私がずっと持ち続けていた課題でした。独立する前から施術の技術には自信があったので、何があったとしても自分が全てできると信じていました。ところが、実際に経営をしてみると結果は思っていた半分程度。これだけ頑張っているのになぜなんだという気持ちでいっぱいでした。不安と怒りが入り混じった感情で、その矛先を部下に向けていたのです。「なぜもっと頑張らないんだ」「お前のやる気スイッチはないのか?」と責め続けていたのです。言うまでもなく、それでは一体感が高まるはずがありません。部下の心がどんどん離れていくのを常々感じていました。
もっと良くなりたい、チームの成果を上げたいと、受講をした『頂点への道』講座で心のもやもやが晴れました。私はずっと外的コントロールの考え方を持ってマネジメントしていたのです。自分の都合のいいように部下を支配しようとしていました。もし逆の立場だったとしたら絶対に嫌だろうな、そう痛感し、選択理論を実践すると心に決めたのです。

マネジメントの前に部下が好きかどうか?

関わり方、話し方など具体的なスキルはたくさんありますが、その前提となるスタンスが何よりも大切であると振り返って思います。それは、自分が上質世界に部下を入れているかどうか。すなわち部下のことが人として好きかどうか、ということだと思います。スキルで話を聞くことはいくらでもできますが、心から興味を持っていない状態では、逆効果です。部下の良いところや素晴らしいところを探して、人として好きになる努力から始めるのが大切だと思います。その上で面談をしたときに、初めて本音を話してくれるようになります。描いている未来、家族や大切な人との関係、仕事でどうなっていきたいのか、聞けば聞くほど、一人ひとりのことが愛おしくなります。絶対に成功させたいなと思うようになります。組織の達成と、部下の成長を両立していくこと、それを絶対に成し遂げたいという思いが強くなっていくのです。だからこそ、信じようと思えます。仕事を任せてチャンスを掴んでほしいと思えます。一筋縄でいかないことも多かったのですが、部下を好きで居続ける努力というのは、私ができることです。そう思える限り、寄り添い続けられました。そして一歩ずつお互いの距離が近づき、組織の達成に向かって一致団結出来るようになっていったのです。

組織のマネジメント力向上に比例して業績が伸びている

組織で学ぶと成長が加速する

学ぶ期間の長さに比例して、徐々に成果が出るようになっていきました。そして次のテーマは、店長やマネジャーの育成です。そこで活用したのがアチーブメント社の『ボース・ウィン・マネジメント・プログラム』でした。自分が学んできたことを部下にも学んでもらうのは、組織力を高めていく上でとても効果的だと思います。嬉しいことに、私からお願いしたわけではありませんでしたが、部下たちが自ら手を上げてプログラムの導入から提案してくれたのです。そして、現場で起こっている問題や課題を自分たちで洗い出し、その解決のために毎週トレーニングし続けてくれています。おかげさまで共通言語が出来、コミュニケーションの質が一気にあがりました。理想のマネジメントとはなにか、どうしたら結果が出るのか、そうした要素が明文化されたので、部下にとってもマネジメントに取り組む課題が明確になったのです。また、毎週の勉強会は組織全体での情報共有の場としても役に立っており、問題があればともに解決するという風土が出来ていきました。
そうして、全員で一歩ずつ努力を重ね、人が育ち、1店舗また1店舗と拡大ができたのです。マネジ

 

メントに苦労して1店舗でも未達だったところから、今では5店舗まで拡大し、当時の5倍以上の売上を作ることが出来ています。私自身世界で活躍するトップアスリートの専属トレーナーをさせていただいているので、シーズンになると半年近くは海外にいます。その間会社を守ってくれているのは部下たちです。何も言わなくても、心が通じていて、組織が目指す理想を掲げ、現場を走りきってくれているのです。正しいツールで、正しく努力すれば、必ず結果が出ます。そう信じて、これからもさらなる高みを目指してまいります。

 

株式会社サンライズ 代表
橋本 大侍

フィギュアスケート2021年世界ランキング1位 紀平梨花選手の専属トレーナーとして活躍。トッププレイヤーとして成果は出せるが、チームのマネジメントがうまくいかない悩みを持っていたころに『頂点への道』講座を受講。マネジメントスタンスが変わり、売上5倍、5店舗開業を果たし、高い従業員満足度を創り出している。

橋本大侍氏が活用した
『ボース・ウィン・マネジメント・プログラム~ケーススタディ・マスター編~』の特設ページは
コチラのバナーからアクセスいただけます。

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