成就達成の出発点である 「求める心」の育み方

ここまで「学び方」にフォーカスし、3名のトップリーダーの実践を見てきました。皆さんに共通する実践を支えるもの。それは、「求める心」です。成功・成就達成の出発点とは、何が何でも手にしたいという「求める心」であると、古今東西の成功者が共通して伝え続けています。では、どのようにして自分のなかに「求める心」を育めばよいのか。35年間で45万人以上の方の能力開発を支援してきた青木が解説いたします。

自信があれば「求める心」は自然と生まれる

「求めよさらば与えられん」という有名な言葉があるように、どんなによい環境や条件が揃っていようと、当事者本人が求めなければ、何も手にすることはできないということは、多くの方が納得されることだと思います。「求める心」がすべての出発点と言っても過言ではないでしょう。ではどのようにして「求める心」を育んでいくと良いのか。このテーマを考える第一歩は、自分という存在に対する捉え方を変えていくことから始まります。それは、自己肯定感だったり、自己重要感だったり、さまざまな言い方をされることがありますが、わかりやすく言えば「自信」を持っているかどうかです。たとえば、10のレベルの仕事を成し遂げられるという人と、１００のレベルを成し遂げられるという人では、当然のことながら、「できる」と思える領域には差があります。10のレベルの人は、15になりたいと求め、頑張るでしょう。しかし、１５０のレベルを求められるかというと、あまり現実的ではないと感じるのかもしれません。その一方で、１００のレベルになった人であれば、１５０のレベルにチャレンジしてみようという求める心は持ちやすいです。自分という存在はどのレベルの仕事を成し遂げるにふさわしいか。これは事実ではなく解釈です。この解釈をより肯定的なものに変えていくこと、すなわち自分に対する自信を持つことで、求める心も自然と高まっていくことでしょう。

価値観を貼り替え続けるための継続学習

自分は価値ある存在なのか、そうではないのか。この解釈の違いは、ものの考え方すなわち価値観から生まれます。行動を変えることはそこまで難しくありませんが、価値観を貼り替えるのは、これまで「できない」と思っていたことが、「できる」と心の底から思えるようになることなので、時間とエネルギーが必要です。
この価値観の変化を「パラダイム・シフト」と呼びますが、パラダイム・シフトをつくり出す方法はとてもシンプルです。成果を出している人から学ぶということです。そのために、学びの場に身を置くということが重要です。『頂点への道』講座のご受講生であれば、3年で6回の再受講がお勧めです。仮に前向きな気持ちになっていなかったとしても、その環境に身を置くということが大切です。よい情報をシャワーのように浴び、成功の原理原則に立ち返り、本来の自分の価値にふさわしい価値観とは何かを考えていくのです。普段の日常生活ではなかなか時間を取れない分、3日間しっかりとって学ぶことはとても大切です。
「願望は強い、意志は弱い」という言葉のとおり、意志の力だけで変わろうとしても長続きしません。自分の課題と向き合い、本当はどうなっていきたいのかというと「願望」を受講のたびに整理をし、次の再受講までにチャレンジすることを決めて取り組むことで、価値観が変化していき、本質的に行動が変わっていくのです。

コミュニティの力を活用し自己変革を加速させる

しかし、一人の力で実践したとしても、うまくいかない状況もきっとあります。成功の原理原則を学び、取り組もうと決意したところで、現場に戻るとそこには何も変わらない日常があり、引き戻されてしまいそうになる自分がいることでしょう。だからこそ、次に重要になるのは、学びの仲間やコミュニティの力を活用するということです。同じ学びを共有し、お互いのことを尊重できる「関わり合いの内実※」に根差した関係性ができている仲間の存在は、このうえない励みになります。縁ある方にぜひ価値ある情報を伝え、よい学びをともに深めていく仲間をつくっていってください。そうした環境が、皆さんを守ってくれるようになります。
このように、学びのばに身を置くことで、少しずつ自己変革を遂げていき、「私はできる」という確固たる確信を手にしていったときに、さらによい人生を手にできるでしょう。すでにそのように思えている方であれば、これまで以上に周囲を巻き込み、飛躍をとげられるでしょう。みなさんのご活躍を心から応援しています。

自分の可能性を信じ・期待し・学び続ける。
そこでよい情報や仲間と出逢い、
価値観が変わり、人生が変わっていく。

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