クオリティカンパニーを支える名幹部への道

発展し続ける企業には、必ず代表を支え、思いを通訳し、
理念浸透の中核を担う幹部社員の存在があります。
「自分が心を決めた会社で昇進昇格を遂げ、
多くの方に貢献できる存在へと成長していきたい」。
そう思う方が多いことと思いますが、決して簡単な道ではありません。
一体どうしたらコーポレートラダーを駆け上がることができるのか、
今回は弊社橋本が自らの経験も含めて、このテーマを解説いたします。

Q.昇進昇格し続けるためには、どんなことにこだわるとよいのでしょうか。

A.すべての出来事を「自分事」として、捉えられるかどうかが大切である。

アチーブメントに入社して以来、たくさんの社員を見てきました。先輩から今では後輩が多いのですが、一人ひとりにその人の人生があり、願望をもって入社してきます。しかし残念ながらすべての人が思い通りのキャリアを実現していけるかというとそうではありません。アチーブメントに限らず、どの企業でも起こっていることだと思いますが、昇進昇格ができる人とそうでない人の違いを正しく知ることは、自身のキャリア形成においても、企業を発展させることにおいてもとても大切なことです。
この問いの答えは、一言でいうと、すべてを自分事として捉えられるか、言い換えると経営者マインドの有無にあると思います。アチーブメントでは、社員を育成するゴールイメージとして「経営者」を掲げています。それは独立を推奨する意味ではなく、一人ひとりが組織の力を活用して大きな志を果たせる「指導力」を身につけることです。そのため、経営者マインドを持って仕事ができるかどうかという点を非常に重要視しています。経営者マインドといってもさまざまな要素がありますが、トップレベルに大切なのが「自分で未来を思い描き、その実現に対して主体的に取り組んでいくこと」と言ってよいでしょう。会社に与えられた目標をやる、上司に指示されたことをやる、ではなく、事業の目的から考えて今自分の役割においては何が一番求められているのか、さらにやるべきこととは何か。それを自分の力で考え、判断・選択をし、そして実行していくということです。目先の仕事を遂行していくなかで、お伝えしてきたようなスタンスをとっていくことはそんなに難しくはありません。しかし、本質的な意味で、長期的な視点に立って会社の未来を作り出す中心人物として経営者マインドを持ち続けるためには、深いレベルでの理念浸透が必要です。会社が大切にしている価値観や目指す未来と、自分自身の価値観や目指す未来を完全に一致させていくことが必要です。そのためには、当たり前ですが自分自身の価値観を深く掘り下げ、心の底から実現したいと思える未来像を明確にすること、すなわちアチーブメントピラミッドを確立させていく必要があるのです。

Q.どうしたらすべてを「自分事」として捉えられるようになりますか?

もし自分が代表だとしたら何をするか?をイメージし続ける。

アチーブメントに入社をして17年が経ちました。私もお陰様で役員の方や諸先輩方に数多くの指導をいただいて、結果として先述したような考え方を得られたと思います。その過程で私自身が、自分を律し、常に自分を成長させ続けるために、「自分が今トップに立つにふさわしい存在か?」ということを考え続けてきました。今自分の上司となっている人も、代表も、いずれはその地位を退くときが来る。それがいつになるのかは誰にもわかりません。もし仮にですが、それが今だったとしたら、今この瞬間から自分が部門や会社のトップになったとしたら、この組織はどうなるのか。周りからの信用はどれくらいなのか、顧客が期待するクオリティでサービスを届けられるのか、そんな想像をすることによって、今の自分の現在地がよくわかります。何に向かって成長をしていった方がよいのかも、よくわかります。思考のなかで、自分の視座を常に2段階も3段階も上げ続けていくトレーニングといってもよいのかもしれません。それをし続けてきたことによって、結果的に職位が上がってきたのだと思います。少しでも参考になりましたら嬉しいです。
そして今回は、弊社を活用いただいているお客様のなかでもまさにモデルと言われる企業で、その発展を支えてきた名幹部と言われる3名の方にお話を伺いました。ぜひ皆さんの具体的な成長エピソードに触れていただけたらと思います。

アチーブメント株式会社
取締役営業本部長/トレーナー 橋本 拓也

2006年アチーブメント株式会社入社。学生教育・家庭教師事業などの責任者を担った後にコンサルタントとして500名以上のクライアントの目的・目標達成をサポートする。2017年からは東日本の営業部門責任者を務め、2021年に執行役員、2022年に取締役に就任する。50名以上のマネジメントを行う傍らで、アチーブメントの主力講座である『頂点への道』講座の講師も務めている。

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