[まとめ]「人を動かすリーダーシップ」は何によってもたらされるのか?

何もないゼロと言える状態からスタートし、それぞれの世界で成功を収められているお二人に共通して言えること。それはファンやともに挑戦する仲間や、作品制作の活動に賛同してくれる方々など、周囲の人から応援や協力により、スタート当初では想像もできないほどの大きな成果や成功を得られているということです。ではどのようにして、リーダーシップを磨いてきたのか。青木が自身の経験とともに紐解いてまいります。

多くの人に貢献できるミッションをもつこと

お二人の共通点、それは強いミッションにあると思います。誰かの勇気になりたい、ガーナのスラム街に暮らす方々の未来をよりよくしたいというミッション。この「人の役に立ちたい」「お客様に喜んでもらいたい」「多くの人に貢献したい」という強いミッションがリーダーシップの源です。お金儲けをしたい、地位や名誉を手に入れたいと自分の物心両面の豊かな人生を追求しているだけではミッションとは言えません。人生をかけて何が何でも成し遂げたい使命。誰のために、何のために、なぜ成功しなければならないのか。そして、自分が成し遂げることは、誰を幸せにするのか。人生の目的を明確にもち、その目的に一点の曇りも迷いもなく向かう人、皆にとって良いことを本気で実現できる人が、強い求心力をもつのです。

自己成長・自己完成の先にミッションが育まれる

とはいえ、たとえ納得のいくミッションがなくても焦る必要はありません。私自身もはじめからミッションがあったわけではありませんでした。若いころはトップセールスになりたい、成りあがりたい、お金持ちになりたいという目標だけでした。これは決して悪いことではありません。なぜなら、力なき愛は無力。精神論のきれいごとでは駄目なのです。私はまず、時間とお金だけでなくあらゆるエネルギーを自分に使い、徹底的に自己を高めました。劣等感をばねに、とことん仕事に打ち込み、トップセールス、トップマネジャーとなり、マネーとメダルを手にしました。
転機が訪れたのは、29歳の時。恩師である夏目志郎先生に出会ったことです。「青木君、豊かな人生よりも豊かな人間になることを求めなさい。なぜならば、豊かな人間こそが豊かな人生を築き上げることができるからだ」。この言葉は私の人生に大きな影響を与えました。人生の目的は、人を踏み台にして勝つことでも金持ちになることでもない。本当に大切なことは縁ある人を幸せにすること。本当の意味での愛という概念に出会い、求める愛、貪る愛から与える愛へシフトし、与える喜びを知るようになりました。
そして38年前、選択理論心理学に出会い、不満足な人間関係が起因するあらゆる不幸をこの世からなくしたい、そう想い社員5名から事業をスタート。今では従業員250名以上になり、社会変革を志す一般財団法人日本プロスピーカー協会の会員は5000名を超しました。2024年に設立した一般財団法人 青木仁志啓育財団は、内閣府より公益認定を受け、公益財団法人 青木仁志啓育財団となり、さらに多くの苦学生に奨学金を出し、未来の指導者育成に取り組む所存です。
すべて「インサイドアウト」からはじまります。私は、自己完成論理で自分自身を徹底的に高めたからこそ、縁ある人を幸せに導きたいという利他的な想いが芽生えました。まずは自分を、社会からみて価値ある人間に育てていくことからなのです。

日々の習慣形成にこだわり自己信頼をつくる

自分自身を価値ある人間に育て上げるには、健全な自己愛・自己信頼が欠かせません。第一歩は、自分との約束を守ることです。例えば朝6時に起きると決めたらその時間に必ず起きる、今日のタスクを決めたら必ずやりきるなど、自分が決めたことを必ず実行する。小さなことから実行し、少しずつ自分との約束を守り積み重ねていくことで、自己愛が育まれます。
私が20代のころ使っていたノートには「誠実たれ!約束を守れる自分になれ!」という言葉が連なっています。そのくらい約束を守れない人間でした。「ローマは1日して成らず」という言葉のとおり、ある日突然成功者になることはありませんが、小さな実行を積み重ねることが、大きなリーダーシップに繋がるのです。
例えば、弊社が提供しているオンライントレーニングプログラム「アチーブメントテクノロジー マスタープログラム」や、アチーブメントプランナーの「黄金の習慣チェックリスト」の活用がおすすめです。さらに仲間同士で学びをシェアしあうことで、アイディアが生まれ、思考が拡張するのでより成長が加速します。ぜひ自分自身を高めながら、縁ある人々を幸せにするリーダーシップを磨き、ともに貢献の人生を歩んでいきましょう。

まとめ
「人を動かす力」は日々の小さな
積み重ねから生まれる
1 日々の小さな成功体験を積み、自己信頼を高める
自分との約束を守ることや、日々の自己研鑽やトレーニングを積み重ね、自己信頼度を上げる
2 徹底的に自己成長に注力する
徹底的に自己を高め、縁ある人々を幸せにできる力をもつ
3 誰のためになぜ成し遂げるのか、目的を明確にする
誰のために、何のために、なぜ成し遂げなければならないのかを明確にし、人を動かす求心力を高める