26歳で祖父が創業した建設会社を承継。3代目経営者として事業をV字回復させ、約2億円あった借金を7年で全額返済。熊本県優良工事表彰・熊本県若手優良技術者表彰など令和2年から現在まで連続受賞を果たす会社に成長をさせた岩田社長が大切にしているトップ2割の優先事項を伺いました。
アチーブメントプランナーを10年活用
理念を言語化し毎日確認
事業をV字回復させたものの、目指す方向性が不明確だった時に初受講。「この手帳に書き込んだ思考が現実化する」と信じ、アチーブメントプランナーを使いはじめました。
毎日手帳に向き合う中で理念・ビジョンが明確になり「誠実で人を幸せにできる経営者になりたい」と心から思えるように。毎⽇理念・ビジョンと今⽇1日の質の差を細分化することで個⼈でも会社でも願望を実現するためにやるべきことが明確になりました。経営理念をもとに⼀貫したメッセージを伝えられるようになった結果、組織が一枚岩になりました。
毎週土曜日の振り返りとプランニング
⾏動管理の質はタスクの洗い出しと管理の質です。私は毎週⼟曜⽇にウィークリープランナーを活用しセルフカウンセリングします。
具体的には⽬標達成に向けて効果的な時間とお⾦の使い⽅ができていたかを振り返ります。さらに達成に向けたタスクを洗い出し、優先順位を考え翌週以降の計画を⽴てます。一方、平日は15分と時間を決めて毎朝ウィークリープランナーをもとに手帳を確認します。手帳をとおして理想の自分と現状を確認し続けたことで不健全な比較が無くなり、お陰様で手帳に書いた目標は、ほとんど達成できました。
ウィークリーを活用し、社員に業務の優先順位をつけてもらう
弊社では第⼆象限に取り組むために、まず「主業務(第⼀象限)」の業務を漏れなく⾏うことが最も重要だと考えています。そのため、全社員が毎週の業務プランを上⻑に提出し優先順位を確認しています。プランを提出いただくことで、業務を振る際にも効率的に指⽰ができます。また定時の1時間前には上⻑に進捗を報告し、今日やるべき業務か翌日に回す業務かを判断しています。その結果、ミスや残業が削減し、プライベートの時間が増えたと口コミになり、今では社員⾃らがウィークリーを活⽤してくれるようになりました。今では残業が珍しいほど⽣産性が向上し、社員の欲求が満たされやすい組織づくりの⼀助となっています。
岩田 龍裕
岩田建設株式会社 代表取締役
一般財団法人日本プロスピーカー協会
認定ベーシックプロスピーカー