「成功者」と聞いた時、「社会的な地位を得て、豊かな金銭的報酬を得ている人」といったイメージを抱く方も多いかもしれませんが、
実は成功には、次のような定義があります。
「成功とは、社会正義に反することなく、他の人々の基本的欲求充足の手助けをしながら、自己の定めた目標を自らの意志で達成していく道程のことである」
成功者として社会に役立つ価値を提供し貢献し続ける方々が、どんな能力を身につけ、磨き続けているのか、そのポイントを7つに絞ってお伝えします。
プライオリティ マネジメント スキル（優先順位をつける力）
優先順位を守ることの大切さは多く語られていますが、「優先順位をどうやってつけるのか」という部分に関して明確に語られることはあまり多くはありません。
優先順位を考えるときに軸となるのは、『目的・目標』であり、―目的や目標を達成するために効果的な行動＝最優先テーマとなります。
その優先テーマの順番を正確に見極め行動できるかが、成功するために必要な技術だといえます。
コミュニケーション スキル（意思疎通の力）
どんな仕事も一人でできることは限られています。
同じ目標に向けて力を合わせていくために、いかに相手の考えを正しく理解し、また自分の考えを相手にわかりやすく伝える力を磨き続ける必要があります。
ヒューマン リレーション スキル（良好な人間関係を築き上げる力）
人は様々なタイプがいますが、どんな人とも仲良くやっていける能力を身につけるとできる仕事の幅を広げることができます。
他人と良好な関係を築くためには、「相手が求めているもの」を理解し、目の前の人の5つの基本的欲求を満たしてあげられる存在になることが大切です。
タイム マネジメント スキル（時間管理の能力）
1日24時間という時間は誰にでも平等に与えられていますが、その時間をどう使うかはその人それぞれの選択であり、時間の使い方が人生における違いを生み出しいきます。
限られた時間を有効に活用し、目的や目標の達成に向かって効果的に行動していくために、今の自分の時間の使い方を見直してみると良いかもしれません。
ネゴシエーション スキル（交渉力）
仕事を進める上で、自分の考えや要望と相手のそれが一致しない場面でも、自分の要望を相手に理解してもらい協力を引き出すことのできる能力は非常に大切です。
目的や目標を達成するために、他の人の力を最大限活用していくことは、達成までの道のりや時間を縮めてくれます。
ディシジョン メイキング スキル（意思決定の力）
成功者とそうでない人の違いは何かと聞かれた時、「その違いは、すべて意思決定基準に表れる」といっても過言ではありません。
その判断を下す背景には、どのような基準や考えがあってのことなのか、周りのうまくいっている人に尋ねたり社会的に活躍している人の書籍を読むなどして、自分の意思決定の基準を成功者の基準に近づけていく努力を積み重ねることが大切です。
マネジメント スキル（管理能力）
企業は個人の集合体であり、それらの個人をつないでいるのは、その組織が何のために存在しているのかという存在意義や何を目指しているのかというビジョンです。
マネジメントは、所属する組織の目指しているものを実現していくために、一人ひとりの持つ意識や能力を最大限引き出していく力ともいえるでしょう。
個人でできないことを成し遂げていくために組織があります。
周りの人々の協力を得て、組織的に目標を達成することができる力を高めていくことが、成功するためには必要な条件だといえるでしょう。