経営理念から一貫した 各企業の取り組み

第一電建株式会社 代表取締役社長 髙山 幸治
医療法人スマイルクリエイト根城よしだ歯科 院長 吉田 洋一
株式会社育児サポートカスタネット 代表取締役社長 長野 眞弓

企業を存続させるために、いま何を選ぶべきか。さまざまな情報と無数の選択肢のなかで、いかに経営理念から一貫した取り組みをされてきたのか、お話を伺いました。

「コロナ自粛こそ顧客フォローのチャンス」
全社一丸で達成した過去最高業績

髙山

我が社は福岡で電気工事業を営んでいますが、まずはリモート勤務ができる体制を整えました。そして、これを機に、社内研修をオンラインで実施し、今一度私たちが理念とするお客様への貢献で、取り組めることを考えたのです。

お客様に連絡をし、近況を伺いながらメンテナンスのサポートをしていきましたが、喜びと安心の声をたくさんいただきました。それは我が社が大切にしている理念そのもので、コロナのおかげで理念を現場で実践しきる力が高まったと感じています。5月決算期では、過去最高の業績を達成しました。

どんな状況でも、理念に立ち返り行動をすることで、お客様に、地域に、社会に応援されることを確信した経験でした。

安心・安全を届ける歯科セミナーで
患者様と地域と成長するクリニックへ

吉田
私たち歯科業界は、まだ影響が少ないほうですが、来院者数は確かに減りました。
そこで取り組んだのが、患者様の求める「安心・安全」をお届けすべく、オンラインセミナーとお電話で、歯の健康に関する情報をお届けすることでした。これが好評で、患者様からは大変満足いただきました。それだけでなく、地域の学校や幼稚園とも繋がり、新たな講演が実現しています。おかげさまで、4月・5月は過去3年で最高売上となりました。理念から一貫して縁ある方に貢献するには、自分たちが力をつけなくてはなりません。これからも、我々が必ず結果を出すことにこだわって、成長していきます。

「すべては子どもの心の支えとなるために」
万全の準備で挑んだ開園継続の2か月

長野

当初は開園自粛をしていました。しかし、医療の最前線にいて仕事を休めないご両親も多くいらっしゃいます。命がけで闘うそんな方々と、子どもたちの支えになりたいと思い、開園する決断をしました。

職員には負担をかけましたが、全員が最大限の感染対策に努めてくれて、一丸となって取り組めた期間でした。また、自宅で過ごす子どもたちともオンラインでコミュニケーションを取り、ご両親向けには、子育てサロンを行いました。育児の励みになったと、たくさんの満足の声をいただきました。

すこやかな子ども・家族・地域を育むという理念の実現にこだわって、これからも活動してまいります。