全体達成を追う組織文化が、社員の活躍を後押しする!

レナード株式会社 代表取締役 三原 孔明

美容機器の製造販売・直営サロン経営・店舗コンサルティングの3つの主幹事業を持つレナード株式会社。200名以上の社員を抱えながら、最低でも毎年170%成長を遂げ続けている。三原氏のこだわりで、営業社員には、営業ランキング掲載もノルマも一切持たせていない中で、いかにして圧倒的な達成を作り出しているのか。社員たちの主体性を引き出す取り組みを伺った。

組織は常に「輪」である

組織としてこだわっているのは、一人も欠けることなく全員で目標達成することです。
全員が輪を描くように並び、真ん中にある事業の目的とミッションを見つめ、行動をし続けているイメージです。
そこでは全員が対等な存在で、役割の違いはあっても、優劣の差はありません。この前提が主体性を引き出す上で、欠かせない重要なスタンスだと思っています。

経験上、未達の社員は、この輪から一歩外れてしまって、周りとコミュニケーションが取れておらず、孤独で苦しいと感じていることが多いです。
そんな状態で達成の手段だけ示したり、未達を責めたりしても意味はありません。
ですので、目的とミッションに立ち戻り、この輪にもう一度戻れるように、周囲のコミュニケーションや支援を促すようにしています。

困難は全員で背負い、ともに解決する

例えば、先日サロン事業で新店舗をオープンしましたが、初月の終盤、他の店舗はみんな達成をする中、その店舗だけ進捗が50%でした。
どうにかしなければと、担当マネジャーが、達成を作るための業務上の改善事項を洗い出してくれましたが、やり方だけ伝えたとしても、自発的に出たアイデアでなければ達成には向かえないと思い、伝え方を変えてもらいました。

代わりにお願いしたのは、他店舗からのサポートを促すこと。
各店舗の店長に呼びかけて、まず「応援している」というビデオメッセージを送ってもらいました。
そして、できる限り時間を作り、その店舗のサポートに入ってもらうように依頼したのです。

業務指導を通して伝えたことは、目標達成の「ノウハウ」ではなく、どれだけお客様に喜んでもらえるのかというこの仕事の「意義と価値」です。
他店舗も決して余裕があるわけではなかったのですが、我々の理念である「感動創造」を、まずは仲間から体現すべきと思っての意思決定でした。

感動とは、「美しくなる喜び」や「人生が変わる喜び」など様々ですが、仲間に取ってみれば「お互いの成功に対して絶対に手を離さない」ということだと思います。
そこから生まれたのが、全体達成へのこだわりです。
一人が欠けてしまったら、感動レベルとは言えないのです。

追うのは数字ではなく、感動です。
それが、私が大切にしたい文化です。

目的にこだわり続ければ奇跡は必ず起きる

結果その店舗は、月末の数日間で大きく売上を伸ばし、200%以上の数字を上げてみせました。
まさに起死回生の逆転劇です。

もちろん、販売方法やセミナーの指導もしましたが、本人たちの中に「感動を提供したい」というマインドがセットされない限り、「ノウハウ」を伝えても結果には結びつきません。

逆にとことんマインドをセットすれば、自ら情報を求めて行動します。
全員がその状態にセットアップされ、チーム一丸となって同じ目的に立ち向かえたときに、奇跡は必ず起きるのです。

「今自分がしている仕事は、仲間・お客様に感動してもらえるレベルか?」

この問いに常に立ち返っています。
この目的を真剣に追うことができれば、結果は必ずついてきます。

全事業・全店舗の予算達成は当たり前のこととして積み上げてきました。
2012年の創業以来、最低でも前年対比130%成長をしています。
これからも変わらずに、目的を追って、感動を作り出していきます。

本気で全体達成にこだわる分、全員で分かち合える達成の喜びも大きい
本気で全体達成にこだわる分、全員で分かち合える達成の喜びも大きい

 

三原 孔明(みはら こうめい)
国産美容機器メーカー営業部長、50店舗のエステサロン取締役社長を経て、2012年に独立。3,000店舗以上の運営コンサル・開業サポートを行い、1年で売上10倍の実績も多くある。東京・大阪・名古屋・福岡で行うサロン経営実践講座では、無料でノウハウを提供しており、幅広い経営者が集まっている。